被災した、あの時

怖かったです。
今、なぜか思い出してしまいました。
かなり酷い揺れでした。
私はちょうどそのとき家にいなかったので、
大きなものの下に身を潜めながらも、
家族が心配でした。
本当に、心配で、泣きました。
大事な家族、失いたくない。
もし、これで、大好きな皆がいなくなったら・・・
辛かったです。
書いている今も泣きそうです。
幸い家族は全員無事でした。
その夜は、家では寝ず、車を安全な場所に移動して一晩過ごしました。
カーナビでは絶えず地震の情報の声が聞こえ、
そして何日か後には・・・
テレビが使えるようになった日からは、
津波にあった被災地の映像が流されました。
見るの嫌だったです。
嫌なのは流された家屋、崩壊した建物よりも
家族を失った人たちの声。
それはもう、聞いているだけで辛くなります。
あの日、何人も死にました。
阪神淡路大震災よりも多く。
地震ではなく津波
津波がすべてをさらっていった。
被災地で遺体を集めている人もとても辛いのでしょう。
母も、あんなものを毎日見つめていたら、精神が・・・と言ってました。
老人も子供も、愛する家族が消えたんです。
私には味わったことのない苦しみが、そこにあったのでしょう。



ただ、これは私の被災した体験を書いただけです。
愚痴かもしれません、私のただの無駄な話かもしれません。
でも、この震災から、何か学べるものは無いのでしょうか。
神戸の地震と同じことを、私は体験したんです。
強い揺れ、被災生活、水をもらうときの気持ち・・・
日本は強いです、どんなことがあってもくじけない。
神戸のことからもっと地震に強くなるように。
今回は地震での被害は少なかったようです。
次は、津波にも負けない・・・。
あんなに酷い震災だったのに、すぐ立ち上がれる。
私は支援も何も出来ないかもしれない。
でも、日本人であることを誇りにし、これからも日本人として、
立派に生きていくことはできるはずです。



がんばれ、日本!